国税庁が「法人が保有する暗号資産に係る期末時価評価の取扱いについて」を公表した。これの内容が興味深かったのでシェアしたい。
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/hojin/230120/index.htm
仮想通貨に強い税理士、仮想通貨に強い経理とかあまり聞いたことない。税務でもブルーオーシャンなジャンルと言えるのではないか。
1番面白いと思ったのは仮想通貨(例えばビットコイン)から仮想通貨(例えばイーサリアム)に交換した時に旧通貨の所得金額が確定し、税金がかかるところ。これは何も知らずにスワップし続けると大変なことになりそうだ。
今回は法人が保有している場合だが、個人の場合、仮想通貨の所得税で9つある所得の中のどれにあたるのだろうか?たぶん明確な指示が無いので雑所得が無難そう。雑所得だと控除できるものがほぼ無いので、「売却金額➖取得原価」がそのまま所得にヒットしてくるので苦しいところ。
税務からみると仮想通貨は、かなり手が出しにくい資産だ。今後、日本の情勢を鑑みると増税傾向にあるので、仮想通貨周りの税金も緩和されない限り、日本で流通が浸透するのは難しいだろう。と言うか、今も混乱が起きているのでは?